皇道派思想考(その先駆性、狂気性、限界と深奥考)
皇道派青年将校の軍人としての有能さにつき「皇道派名将録考」で確認したが、ここでは皇道派の思想、理論を検証しておくことにする。皇道派の思想、理論には、「先駆性、狂気性、限界と深奥性」が見てとれるからである。ここまで問わないと、れんだいこの2.26事件考は完結しない。
爾来、学者は事件の検証まではするが、こういう思想性や政治観が問われる局面になると尻切れトンボになるケースが多い。何事も精緻な検証は必要であるからして、学者の労を軽視するものではないが、研究は実践指針まで至らないと本当の研究にはならない。学者にそれを願うのは無理な面もあるので、れんだいこが手掛ける。
皇道派の思想、理論を知るには、2.26事件で見せた一部始終の経緯が格好の教材である。故に、2.26事件の経緯解析に基づいて皇道派の思想、理論を確認し、その先駆性、狂気性、限界と深奥性を指摘しておくことにする。但し、これを論証的に為すとかなり紙数を費やすことになる。ここでは結論部分のみ書きつけることにする。
まず、皇道派の先駆性を確認する。皇道派は、5.15事件同様に時の体制批判を呼号したが、5.15事件と違って明らかにもう一つ先の真の敵を嗅ぎ取り、それは国際金融資本であるとして、その魔手批判にまで及んでいる形跡が認められる。この批判の矛先の深さが5.15事件と違うところである。れんだいこは、国際金融資本の日本政治容喙に対する拒否の姿勢を鮮明にしていた点で、これを皇道派の先駆性として称賛したい。
だがしかし、その後の日本政治は皇道派を壊滅させたことにより、皇道派が獲得せんとしていた国際金融資本批判の目線そのものを失うことになる。皇道派亡き後の統制派主導の聖戦は、豚の子戦略で太らされた豚が上手に料理される滅びの過程に他ならない。意見するとすれば、大東亜戦争末期の特攻隊の精神は、統制派の粗脳戦略戦術に義憤して、皇道派の末裔が辿り着いた最後のお国ご奉公だったと思われる。特攻隊を、この観点から評する視座が欲しいと思う。
次に、皇道派の狂気性を確認する。皇道派は、クーデター手法で叛乱決起した。この手法そのものが狂気と看做せよう。かの時点で、どこまでが必然性のものであったのか、他の方法がなかったのかの検証をせねばなるまい。皇道派青年将校の一網打尽的結果になったことを思えば、もっと賢い方法があったと云わざるを得ないところ、性急に仕損じている。これも狂気と云わざるを得ない。つまり、既にここまでに於いて二面の狂気性を示している。
但し、ここまでの狂気論は平俗なものであり、これから記す狂気論こそ検討せねばならない。それはつまり、皇道派が昭和天皇の聖断を引き出さんとしたこと自体が狂気だったのではなかろうか。皇道派が当てにしていた昭和天皇自体が既に国際金融資本に取り込まれていたとしたらどういうことになるのか。皇道派は、明治維新以来の近代天皇制論を持っていない。それ故に、近代的天皇制の天皇制史上の変調さを正しく捉えて居らず、為に昭和天皇親政を期待して担ぎ出そうとして、昭和天皇自身の聖断により処罰されるという皮肉な結果になった。こうなると喜劇のような悲劇であろう。
昭和天皇論は、大正天皇押し込め以来の昭和天皇創出過程を検証すれば容易に獲得される筈のものである。昭和天皇が去る日の皇太子としての摂政時代に於いて、国際金融資本に手なづけられていることを読み取ることはさして難しくはない。皇道派は、ここを見ずに、昭和天皇に過大な期待をして伝統的な天皇制論に基づく天皇親政の御代を求めて裁可を仰ごうとしていた。れんだいこは、ここに狂気を認めたい。
してみれば、2.26事件の狂気は、一部軍部の暴走による反乱決起と云う狂気性、不首尾に終わる可能性が強いところを敢えて決起した狂気性もさることながら、既に国際金融資本に取り込まれている昭和天皇を聖君として仰ぎ、その絶対主義的権力に依拠して新体制を創出せんとしていたところに、より重度の狂気性を認めざるを得ない。
次に、皇道派の限界と深奥性を確認する。皇道派は、2.26事件クーデターに於いて、軍上層部は無論のこと各界各層からの呼応を期待していたが予期通りに進展せず、遂には逆に反乱軍として始末される結果となった。結果論から云えば、2.26事件クーデターは容易に失敗したのであり、失敗そのものが限界を証していると判ぜざるを得ない。但し、問題は単純ではない。その失敗を通じて、失敗の要因を解析せんとしており、その出来映えに深奥性があるように思われるので、これを確認しておく。
皇道派は、担ぎ出そうとしていた昭和天皇その人に処断されたが、或る意味で「昭和天皇の裏切り」は織り込み済みであった。既にそういう見識を示している。故に、2.26事件の被告人で昭和天皇に哀訴した者は誰一人いない。昭和天皇を叱りつける人士が居るばかりである。その彼らの真意は、昭和天皇に期待していたというよりも、昭和天皇を伝統的歴代の在るべき天皇制に回帰せんことを欲していたのであり、或る者は、聞く耳を持たずいきなり断固とした鎮圧を命じた昭和天皇を難詰している、と云うか弾劾している。
その時、彼らが見つめていたのは、かって存在していたとされる民のかまどの煙を思いやる「王制」的親政政治の姿であった。しかも、大和朝廷以来のそれではなく、それ以前の出雲王朝時代の「命(みこと)制」的親政政治までを視野に入れていた形跡がある。天皇制論の行きつく先は、そんじょそこらの大和朝廷以来のそれではなく、それ以前の出雲王朝時代のそれまで遡らなければ正しく理解できない。皇道派のみが既にして「縄文天皇制」を視野に入れた天皇制論を獲得していた可能性が認められる。これを論証せんとすれば、当時の資料に分け入らなければならない。これを為すのは今後として、今はこの程度の言に留める。
ざっと以上、簡略過ぎる皇道派思想及び理論の確認であるが、要点を抽出したつもりである。恐らく、この観点は狂うまい。以後、その肉付けをして行くことにする。れんだいこがなぜ皇道派を論ずるのか。それは、比較的近い時代の混迷期の史実であり、2011年現在の混迷の解析に役立つと直感するからである。
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コメント
「目で見る日米地位協定」
池田香代子ブログさまから
>1965年沖縄 「少女轢殺」 報道写真家嬉野京子の証言
>>http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51424388.html
この一枚が今も続く地位協定のすべてを語っている。
国会はただちに地位協定破棄せよ。
投稿: 通りがけ | 2011年6月10日 (金) 10時47分
貼るいっぽうでいつもすみません。時間がないので。
国会はただちに地位協定破棄可決せよ! (通りがけ)
2011-06-11 07:00:31
地位協定は米軍の軍服を着たものであれば誰でも日本国内でビザなしで外交官特権並みの治外法権で日本の法律を無視して勝手気ままに行動できるというものだ。
首相官邸に米軍の服を着せた破壊工作員を送り込むことも米国の自由である。
三鷹事件のように米軍人が日本の要人を殺しても治外法権で迷宮入りにできる。
沖縄の少女轢殺のように、また御巣鷹山日航機撃墜事件のように、米軍の軍服を着ていれば日本国領土内で日本人を何人殺しても何の罪にも問われないのである。
米国領土内では合衆国憲法のもとに厳罰に処せられるのにね。
地下式原発は核燃料の最終処理問題を考えるとおそらく人類の叡智の粋を集めた唯一の解決法となるが、核兵器を独占して世界を軍事覇権支配したい戦争の狂犬米軍は核兵器の無力化処理につながるので絶対に妨害してくる。
それは地位協定を利用すればいとも簡単に実現できることであるから。
したがって地下式原発推進派にとっても「地位協定破棄」国会決議が緊急に必要なのである。
国会は直ちに「日米地位協定」を緊急破棄せよ。
あるいは菅総理に蜘蛛の糸を垂らしてやってもよいが。
首相動議で地位協定を破棄して、思いやり予算と米国債売却益を人災原発事故犯行の損害賠償へと付け替える政策転換(これが本当の君子豹変)を、引退の花道と辞任後絶対に逃げられない刑事裁判で刑事責任の情状酌量弁護をさせてやってもよい。
まあ地位協定破棄という蜘蛛の糸をつかむも放すも日本人なら本人しだいだがね。
投稿: 通りがけ | 2011年6月11日 (土) 08時31分
皇道派のことは全然理解しておりませんでしたが、面白かったです。 国際金融資本側に取り込まれた菅政権を、政権奪還を図る自民党が不信任案にて攻撃かけてきましたが、小澤が全力を挙げて賛成に廻っても究極鳩山は賛成決議に加わらなかったでしょうから、否決され小澤は党を割ることになっていたでしょう。鳩山の言を信じて撃ち方止めで民主分裂に至らなかった。
小澤が民主に留まり民主党における支配権確立ができるでしょうか。
民主党の現在の執行部の無能力は「小澤外し」の片肺飛行によるもので、戦闘能力皆無です。菅、岡田の党内掌握力の低さは目も当てられない有様です。気概のなさは目に余ります。原発問題はまさに政府は無策でした。そのくせ小沢排除は検察、裁判所以上で「国民の不幸の結果」に直結しております。
投稿: sizimi | 2011年6月11日 (土) 13時08分
通りがけさんちわぁ。気にせず適宜に良い情報入れてください。
投稿: れんだいこ | 2011年6月11日 (土) 21時35分
sizimiさんちわぁ。皇道派のこと、2.26事件のこと、調べ出したら面白いです。今日も一日没頭してしまいました。現在に深く繫がっている気がしますね。やはり伏せられているのは重要だからで、どうでも良いことばかりに議論するのはムダですね。ちょっとシャレた2.26事件考にしたいと思っています。
投稿: れんだいこ | 2011年6月11日 (土) 21時38分
れんだいこ先生、いつもありがとうございます。
今日は地位協定について私見を書いてみました。行動の人田中角栄の偉大さについては省いていますが、別の機会あればぜひ論じたいところです。
長文乱文失礼いたします。
いかりや爆氏の毒独日記ブログさまへのコメント
>>http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/eefa997f448cfd1ab587659ab7960aea?fm=rss
1.IMFが口を出すのも地位協定を通じてである。 (通りがけ)
2011-06-19 00:54:57
日本が地位協定という奴隷契約を温存する限りアメリカの軍事力を後ろ盾にした国際機関が日本に対して露骨な内政干渉を仕掛けることを躊躇うことは決してない。
2.以前ここで指摘されたとおりのアメリカの本質 (通りがけ)
2011-06-19 02:55:30
明治維新は中国大陸侵略をもくろむ米国がフィリピン経由で送り込んだペリーの黒船が、欧州勢に後れを取った中国侵略の橋頭堡として日本列島を侵略する意図の下に浦賀に現れ不平等条約を強要したことから、国士たちが日本の独立を守ろうとして起こったのである。アメリカの軍事覇権主義は江戸末期から一貫して現代まで続いている。
江戸末期には吉田松陰高杉晋作師弟と勝海舟坂本竜馬師弟の献身でアメリカ含む諸外国からの侵略は防がれた。
が、勝海舟がこきおろした明治政府の維新政治は第二次世界大戦でアメリカに敗れて破綻した。
アメリカは中国大陸侵略は果たせなかったが、その喉元に位置する日本列島に軍隊を永続的に駐留させる基地を手に入れたのである。
以来ずっとアメリカは清帝国以来の標的である中国侵略の機会を窺い続けている。
地球上に国がある限り国際間には常に紛争が生じる。政治の本質は国際紛争の解決である。
そこには戦争か平和かの二者択一しかない。
アメリカは建国以来常に戦争で解決する国である。
わが日本はペリー来襲までは中国大陸朝鮮半島樺太と良好な平和通商を保っていた。和を以って貴しとなす、を国際間で実践していたといえよう。しかし幕末に欧州諸国に清帝国が侵略され植民地化されるに至って、元寇以来の防備の必要性が国士たちによって認識され、幕府がアメリカと結んだ不平等条約を非とする倒幕運動が起こったのである。このとき幕府はアメリカにはたった四杯の黒船に腰砕けて奴隷条約を結んだくせに、国士たちには安政の大獄という弾圧で臨んだために内戦となった。以下省略。
さて第二次大戦太平洋戦争で軍事覇権国アメリカに敗れた日本は、国際紛争を解決するために軍事力を使用することを放棄する憲法を定めた。日本においては聖徳太子(実は大王もしくは天皇)が定めた十七条「和を以って貴しとなす。万機公論に決すべし。」の平和憲法以来である。国際紛争を解決する二者択一(戦争か平和か)のうち平和を政治の根本に据えることを選択した。
戦争だけが政治であるアメリカにとっては、せっかく中国軍事侵略の前線基地として占領したのに、平和憲法を宣言されては植民地日本から兵士を調達できないことになってしまった。
そこで日米安保条約なるものをひねり出し「地位協定」という不平等奴隷契約条項を滑り込ませて自衛隊を組織させ、日本列島をみずからの軍事侵略外交の兵站補給基地としたのである。
そして戦後ただちに日本政界や教育界、産業界、特に官僚界へ米本土で教育した日本人スパイを送り込みはじめた。66年目の現在、特に小泉竹中自公「劇場詐欺」政権成立以後スパイ化が白昼堂々と行われるようになり、霞ヶ関はいまや全員がこのアメリカ軍事覇権政府のスパイである。
アメリカが一番恐れているのが日本国国会による地位協定破棄決議であることがこの歴史から明らかである。
戦後ただひとり田中角栄が地位協定破棄できる実力と意思を示した、アメリカにとって最強の敵性日本人であった。ゆえにスパイを使ってなりふりかまわぬ失脚陰謀を仕掛けたのである。終戦直後と違って佐藤内閣が非核三原則を世界に打ち出したため、佐藤内閣の後継者首相を暗殺すればアメリカの仕業であることが隠し切れないと見たためであろう。以下略。
こんなていたらくな日本にしたのは、「地位協定」である。
国会はただちに地位協定を破棄せよ。安保条約は破棄しないでいいから。
(昔盛んだった安保粉砕は時代遅れだしあまりにも政治を知らな過ぎた愚かな偽革命テロ暴発であった)
投稿: 通りがけ | 2011年6月19日 (日) 03時43分
連投失礼いたします。
「アメリカは地位協定を破棄させないために各部署に配置したスパイをすべて使って日本に政局を演出している」
菅総理はひとり官邸にこもってオバマの直接指示を受けている。驚異の粘り腰?とんでもない。仮免許すなわち無免許の空き缶にそんな知恵などあるわけがない。すべて日本人を虫けら同然に見下しているアメリカ軍産複合体政府の入れ知恵指示通り忠実に、ただしへたくそきわまりない猿芝居を続けているだけである。辞任時期の無期延期も8月6日脱原発解散も、すべてアメリカの入れ知恵である。
地位協定破棄国会決議絶対阻止を至上命題とするミッションのもと、アメリカの指令は霞ヶ関スパイ組織にも下されている。また小泉竹中自公一派にも、マスゴミおよび白痴化洗脳テレビ界にもそれぞれ指令が下されている。
ただし、各スパイの間でも既得権益利権獲得競争があるのでそれを利用してアメリカは離間の計をも併用している。もっともアメリカも混乱しておりいろんなスパイがいろんな失敗をしたりそれを互いにやいやい言ってくるのをコントロールし切れていないのも確かであるが。
しかし結果的に政局だけに報道の焦点を集めることで地位協定の存在の意味を日本人に忘れさせる効果が一時的にせよ得られればアメリカとしては結果オーライなのである。そうこうして時間が過ぎて気づいたときには日本全体が回復不能にまで核汚染されて世界から国ごと棄民されてしまえば、アメリカのとった措置に対して非難するヒバクシャの数がぐっと少なくできるから、戦争の狂犬は日本以外の次の獲物にかみつけばよいのである。
投稿: 通りがけ | 2011年6月19日 (日) 21時39分
すみません。もうひとつお願いします。とおりがけ拝
空き缶無免許内閣が犯す国民の財産権と投票権をアメポチ官憲暴力で奪う強盗犯行は宮崎県口蹄疫危機から始まっており、すべて時効はまだである。すぐに逮捕せよ。
次に今回の政府の震災対応強盗殺人犯罪被害の数々を示す。
「震災後の情勢の大転換 戦後支配の権威が崩壊:長周新聞: (6月15日)」
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sinsaigonojouseinodaitenkan.html
(見出し抜粋)
・活発に発言始める知識人 若い世代も変化
・力発揮する共同体 東北の漁村も 復興阻む競争原理
・津波対応ない米国技術 福島では住民追出し
・大災害で市場略奪 米国のショックドクトリン手法 元祖は原発
・軍事再編の動きも拍車 国を潰す日米同盟
・生産担う人民に力 戦争と同格の極限状況 全国的大結集を
これらはすべて空き缶と小泉竹中自公劇場型詐欺師政権霞ヶ関法匪スパイ官僚組織記者クラブが地位協定最上位アメリカの指示(内政干渉)のもとGHQ検察と共謀して共同正犯で行った強盗殺人犯行の結果被害を示している。
国会も政策を強盗内閣に丸投げして犯行を続けさせており明らかに共同正犯である。
直ちに地位協定を破棄して対米独立し、日本国憲法に従って治外法権のないまま憲法犯罪強盗殺人犯罪を重ねてきたアメポチ小泉竹中売国詐欺師集団とその手下の無免許菅内閣、霞ヶ関最高裁最高検を全員投獄解体すべし。
投稿: 通りがけ | 2011年6月20日 (月) 08時21分
>民のかまどの煙を思いやる「王制」的親政政治の姿
御意にござります。
仁徳天皇の国見こそ孔子が理想とした周の統治者が憧憬した夏時代の伝説の扶桑の国の統治であると愚考しております。
とおりがけ拝
投稿: 通りがけ | 2011年6月20日 (月) 12時54分
とおりがけさんちわぁ。「仁徳天皇の国見」ですが、これを「孔子が理想とした周の統治者が憧憬した夏時代の伝説の扶桑の国の統治」という面もあるかと思いますが、れんだいこは、何でも中国に結びつけるのではなく、出雲王朝時代、あるいは出雲王朝をも規制していたもっと昔からの日本の国の統治の姿と考えています。まっこれも仮説ですけど。
投稿: | 2011年6月20日 (月) 14時49分
御意にござります。
とおりがけも先生と同じく「もっと昔からの日本の国の統治の姿」としてムー大陸沈没の生き残りが扶桑の国を築き、秦の始皇帝の時代の伝説の蓬莱島としてアジアのDNAにきざまれたのではないか、と。
投稿: 通りがけ | 2011年6月20日 (月) 16時02分
また貼り付け屋に戻ります。申し訳ございません。
「親しき仲にも礼儀あり」
「トモダチ」に地位の上下の差はなく両者が対等であってこそ「トモダチ」である。
上下の差別を規定する地位協定は「トモダチ」二者の間にあってはならないものである。
安保条約は「トモダチ」の証としてそのままでよいから「トモダチ」を「トモダチ」でない主従関係に変質させ友情を踏みにじる「地位協定」を直ちに破棄しよう。
しかしふつうは親しき仲にも礼儀あり、「トモダチ」ならアメリカのほうから破棄を申し出してくるのが礼儀の当然だと思うがね。
投稿: 通りがけ | 2011年6月20日 (月) 16時19分