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2012年6月16日 (土)

れんだいこの近代ハワイ史論

 れんだいこがハワイ近代史即ちハワイの被植民地史を確認して得た結論は、日本政治にとって他山の石としての必須の教材ではなかろうかと云う思いである。近代ハワイが国際金融資本帝国主義ネオシオニズム(以下、単に「国際ユダヤ」と表記する)に如何に弄ばれ、最終的に米国の50番目の州にされて行った経緯は決して他人ごとではない。明日の我が身として受け止めるべきではなかろうか。

 最近読んだ新渡戸稲造の「武士道」には次のように記されている。

 「新しい信仰の宣伝者たる者は、幹、根、枝を全部根こそぎにして、福音の種子を荒地に播くことを為すべきだろうか。かくの如き英雄的手法は、ハワイでは可能であるかも知れない。ハワイでは、戦闘的教会が冨そのものの大量の搾取と原住民種族の絶滅とに於いて完璧の成功を収めたと噂されている。しかしながら、かかる手法は日本に於いては全く断じて不可能である。否、それはイエス御自身が地上に彼の王国を建てるに於いて決して採用し給わざるやり口である」。

 この経緯に日本が無関係ではなかった。否、相当深く関わっていた。幕末維新―明治維新以来から敗戦までの日本は、移民、カメハメハ大王の明治天皇との会見、ハワイ政変に於ける日本軍艦の寄港、大東亜戦争緒戦での真珠湾攻撃等々によりハワイ史と大きく関わっている。このことも知らねばなるまい。

 結果的に、ハワイは米国に属州化された。他方、日本は先の敗戦にも拘わらず大きく取り込まれながらも辛うじて主権を維持している。と云うか維持してきた。しかしながら最近の流れは暗い。「国際ユダヤ」のハワイ侵略史を学ばぬ不幸は、日本の51番目の米国属州化、否今日では中国の省化、或いは韓国による併合、或いは「国際ユダヤ」の直接支配の可能性シナリオに無警戒をもたらし、ハワイの二の舞を喰らうことになるだろう。そういう意味で、ハワイ近代史即ちハワイの被植民地史の学習を必須とせねばならない。

 そのハワイ被植民地化史の圧巻は、カメハメハ大王の抵抗であろう。カメハメハ大王(カラカウア第7代国王)は、ハワイが「国際ユダヤ」に完全制圧される行く末を眼前に認め、唯一の秘策としてアジア共栄圏構想を練った。1881(明治14)年、世界周遊旅行の名目で各国を詣でながら、特に日本に白羽の矢を立て明治天皇にこう打診した。

 意訳概要「我が国は主権を持つ独立国家です。その我が国に対し、アメリカが太平洋上の拠点にしようという野心を抱いています。今や列強諸国は利己主義に走り、相手国の立場を尊重する気持ちが微塵もありません。アジア諸国は列強の支配を受けながら、互いに孤立を深め無策です。この状況を抜け出すには、各国が一致団結して欧米列強諸国に対峙することが急務です。日本の進歩には実に驚くべきものがあります。アジア連合を起こすとすればその盟主には日本以外になく、天皇陛下こそが相応しい。日本は今、列強諸国に治外法権を認めさせようとして苦労していると聞きます。連合実現により容易にできるはずです。どうか協力してアジア諸国連合を結び、その盟主となっていただきたい。そうなれば私は陛下を支え、大いに力をお貸ししましょう。私は、その証として、姪であり皇位継承資格を持つカイウラニ(Kaiulani)王女を差し出します。日本とハワイの絆の為、是非もらってもらいたい。私は貴国の良い返事を待ち続けます」(「明治天皇紀」のカラカウア王の言葉)。

 この最高機密たる秘策は忽ちのうちに「国際ユダヤ」に伝えられ、カメハメハ大王のその後は哀れな末路を迎えることになる。大王は迂闊にも明治維新後の天皇制が「国際ユダヤ」のコントロール下にあることを知らなかった。古来よりの伝統的な天皇制が存続しているとばかり思って憧憬していたのだろう。仮にそうだとして誰が大王を責められようか。

 これにより知るべきは、明治天皇及びその側近の親ネオシオニズム性である。この逸話その他の資料の伝えるところによれば、明治天皇派が既にネオシオニズムの虜囚であったことになる。このようにして歴史の機密が暴かれる。このことは同時に明治維新以降の近代天皇制の胡散臭さを見て取るべきではなかろうかと云うことになる。そういう眼で見れば、近代天皇制下の富国強兵政策は歴史的な天皇制からはかなり異質なものであり、「国際ユダヤ」に取り込まれた結果としての好戦政策ではなかったかという仮説を生みだすことになる。

 もとへ。そういう最高機密をいとも簡単に漏洩されたカメハメハ大王のその後の運命や推して知るべしで大王は幽閉される。表へ出てきたときにはアルコール漬けの身になり果てていた。1891(明治24)年、カメハメハ大王が失意の内にこの世を去り在位17年の生涯を閉じた。日本来日から10年後のことであった。

 カメハメハ大王の意思の後継者達は、ハワイ王国の衰退を指をくわえて見ていたわけではない。頑強に抵抗を続けている。しかし、ハワイを自分達の手に取り戻すことはできなかった。それほどにネオシオニストの狡知が勝っていたということである。思えば、世界はハワイのみならず、16世紀頃より「国際ユダヤ」の餌食にされっぱなしで今日まで至っている。そういうご時勢下で日本がその悪魔の手から逃れえたのはまことに有り難いことであった。ここに幕末維新の偉業があると云うべきだろう。

 思えば、日本民族は、戦国期の「バテレン危機」を凌ぎ、幕末期の「黒船来航危機」を潜り抜け、大東亜戦争敗戦時の「国家崩壊危機」を乗り越え、稀有な独立国ぶりを獲得してきたことになる。しかし、やはり敗戦の傷跡は深い。戦後、ネオシオニストが大手を振って闊歩し始め、政官財学報司警軍の八者機関の中枢が押えられ、この支配構造が万力攻めで柵(しがらみ)化されたまま今日に至っている。八者機関の上層部はシオニスタンでなければ登用されない仕組みが作られている。日本が、このワナから抜けだすことは如何ともし難い。

 1970年代半ば過ぎ、ロッキード事件の脳震盪で旧田中ー大平連合の活動が封じ込められて以来、1980年代初頭に登場した福田ー中曽根連合のネオシオニスト・エージェント派が権勢を恣(ほしいまま)にすることとなった。中曽根-ナベツネ連合がその狂態の走りである。角栄派の小沢が自民党を飛び出した理由に自民党内のこの政変が大きく関係している。これを見ない見ようともしない政論は何の役にも立たない。

 もとへ。2000年代初頭に登場した小泉政権になって以来、狂態のスピードが増し、国家溶解が現実化を帯び始めた。その後の自公政権三代を経て2009年衆院選の政権交代により民主党政権が登場した。一番手の鳩山政権、二番手の菅政権を経過し、三番手に野田政権が登場し今日に至っている。何と民主三代政権は、この支配構造の推進者でありこそすれ立ち向かう政権ではないことを明らかにしつつある。

 しかしながら、日本民族の叡智はいつの日か縄抜けするだろう。なぜなら、「国際ユダヤ」の侵略狡知の秘術を既に知り始めているからである。まず客観的な状況把握こそが解決の前提となる。この問いを正しく掲げることができたなら半ば解決されたも同然である。歴史には法理がある。それは、どんな政体も300年の長きは続かないと云うことである。政体内部が腐敗し必ず分裂して行く。これは如何ともし難い。「国際ユダヤ」のみ例外足り得て永遠に支配階級であり続けると云うことは難しい。支配が至るところで綻び、群雄割拠が始まると思わざるを得ない。この波の過程で、日本は自ら呪縛を解くのではなかろうか。

 その為にもまずはハワイの被侵略史を学べ。今から思うに、大東亜戦争の裏面の一つとしてハワイ諸島を廻る日米の暗闘史があったかも知れない。日本帝国軍の緒戦の怒涛の進撃の背景に、原住民のネオシオニズム支配からの解放と云う熱い期待による呼応があったと考えられる。そういう事情も含めて歴史を複眼的に知ることの恰好な教材が近代ハワイ史ではなかろうか。

 肝要なことは、米国の侵略史として捉えるのではなく、米国を支配している「国際ユダヤ」のグローバルな侵略史として観ることではなかろうか。「国際ユダヤ」の動きに対して、レーニン式の各国帝国主義による争闘なる観点は正しくないと云うより「国際ユダヤ」の動きに対する煙幕でしかなかろう。こういう見立てと史観が欲しい。

 2006.9.3日、2012.06.16日再編集 れんだいこ拝

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