« 党代表選考 | トップページ | 田中角栄の妻及び愛人との絆考 »

2012年9月29日 (土)

ノ―ネク考

 ここで、国会議員のノ―ネクタイスーツ姿について愚考しておく。このスタイルが日本政治史上に登場したのは2005年、第1次小泉内閣第2次改造内閣時である。時の小泉首相と小池百合子・環境大臣が音頭をとり大々的な「クール・ビズ」(COOL BIZ)キャンペーンを開始したところから急速に定着するところとなった。

 そもそもは「夏場の軽装による冷房の節約」を趣意としたものであった。「クール・ビズ」とは、「涼しい」や「格好いい」という意味のクール(cool)と、仕事や職業の意味を表すビジネス(business)の短縮形ビズ(BIZ)を併せたものであり、肌着メーカーのグンゼが提案した造語であると云う。当初の夏場での「ノーネクタイ・ノージャケット」が年中通じての「ノーネクタイ」(以下単に「ノーネク」と記す)になり2012年現在に至っている。国会でのノーネク姿に反発、批判した政治家も居るには居るが、次第に一般化しつつある。

 れんだいこは、これを不快に思っている。それは、ノーネクそのものに対する咎めではない。当然、仕事のオフの時には構わない。問題は、仕事中のノーネクが許されるのかどうかである。人が仕事をする際の服装の在り方に於いて、ノーネクは締まりのない如何にもラフな田吾作印象を与える。要するに似合わない。仮に女性議員が「クール・ビズ」と称して胸を露出させて登場したとして見よ。私の勝手論も成り立とうが場所柄が違おう、要するに似合わない。これを論証するのは手間なので省くが論証できると思う。

 れんだいこは、ノーネクが、仕事だか遊びだか分からない締まりのない如何にもラフな仕事に通じているのではないかと危惧して批判している。思えば、これが小泉政権下で始まったことは偶然ではなく、小泉政権下の仕事がなべて国際金融資本の仰せのままの締まりのない、如何にもラフな売国政治ではなかったのかと疑っている。小泉式「クール・ビズ」と云う名のノーネクは、小泉政治の売国政治性を見事に象徴しているのではないかと思っている。あれは小泉らしい不良スタイルであり真似するようなものではない。

 小泉政権下のノーネクは民主党政権になっても継承されて今日に至っている。れんだいこの目には、あたかも小泉政治の継承宣言しているかのような気持にさせられる。2009衆院選で政権交代したものの、実は小泉政治が続いておりノーネクがそれを示しており、ノーネク派はノーネクによって小泉政治の継承を意思表明しているのではないかとさえ思えている。そう云う風に考えると辻褄が合うから不思議である。こう考えると、自公にも民主にも維新にもノーネク姿が多いが、それだけ深く汚染されていると云うことであろう。

 これを踏まえて、ノーネ派に質問してみたい。先ほどの民主党代表選の時には気づかなかったが、自民党代表選に於いては候補者は全員がネクタイ着用で臨んでいた。この候補者は、代表選に於けるネクタイ着用と国会質疑でのノーネクはどういう按配で分別しているのか答えて見よ。仮に皇居での認証式に臨む際、ノーネクで通すのか答えて見よ。もし、ノーネク派が、代表選なり認証式の際にはネクタイを着用し、国会質疑ではノーネクを良しとすると云うのなら、その根拠を弁明して見よ。ついでに聞くが、「クール・ビズ」で「ノーネクタイ・ノージャケット」にするのなら、上ばかりでなく下も「クール・ビズ」にし、いっそのことサンダルや草履や下駄履きにした方が良いと思うが何故そうしないのか。今のところそういう御仁は登場していない。それはなぜなのか述べて見よ。

 れんだいこが何故に拘るのか。それは、繰り返すことになるが、ノーネク派がノーネクに象徴されるような締まりのない如何にもラフな仕事をしていることと関連していると見なしているからである。締まりのない如何にもラフな政治姿勢と見識で原発続投、三陸巨大震災被災地弄び、消費税増税、TPP、憲法改正、自衛隊の武装海外派兵、オスプレイ配備、領土紛争等々やられるのは御免蒙りたいからである。

 たかがネクタイぐらいのことで何を大袈裟に云うのかと云う反論も予想されるが、これに返答しておく。物事には、当然服装にも、或る形、型と云うものがある。正式洋装にはネクタイが似合うとすれば着用すべきだろう。ネクタイが嫌ならネクタイを着用せずに済む別の服装スタイルのもので登場すれば良い。紋付でも羽織袴でも作務衣でも労働者服でも良かろう。服装はどんな形でも良いのだが、締まりのないラフな格好だけは止めて欲しいと思う。

 ところで、国会議員に於いて国会での実務はれっきとした仕事であり、締まりのない如何にもラフな姿勢で為すべきようなものではない。オフタイムならいざしらず、国会の中でのノーネクなぞ許されて良いことだろうか。れんだいこは、このことだけで国会議員を罷免されるに値するとさえ考えている。気づけば、ノーネ派がこぞって原発続投派であることも興味深い。締まりのないラフな格好に象徴される安逸な考えで原発続投宣言されたら堪ったもんではない。こういうものは伝染して欲しくない。思いつくまま。

|

« 党代表選考 | トップページ | 田中角栄の妻及び愛人との絆考 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1453913/47253267

この記事へのトラックバック一覧です: ノ―ネク考:

« 党代表選考 | トップページ | 田中角栄の妻及び愛人との絆考 »