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2012年11月12日 (月)

2012.11.12日小沢公判東京高裁無罪判決考

 2012.11.12日、小沢公判の控訴審判決が東京高裁102号法廷であり、小川正持(しょうじ)裁判長は一審東京地裁の無罪判決を支持し控訴を棄却した。事件の展開史を読み直す時間がないので印象の強いところ、共認しておきたいところをを述べることにする。

 れんだいこが窺うのに、判決は全体に小沢秘書の立件、小沢どんの立件そのものに容疑不足を指摘している模様である。よって、「無罪判決を出した一審判決は不合理とは言えない」と結論づけた。検察審査会の起訴議決に基づく強制起訴事件は6件あるが訴審判決は初めて。国会議員への判決で一、二審ともに無罪とされたのも初事例となった。小沢どんは大久保秘書逮捕事件から3年と254日の1350日の間、政治活動を制約され現在に至っている。指定弁護士側が2週間以内に上告しなければ無罪が確定する。元秘書3人の控訴審が今月14日から始まる。

 この裁判の反動性は元々からの無理筋の立件にある。奥の院指令を受けた東京地検特捜部が、小沢どんの政治能力を殺ぐ為、政治的殺人をする為に小沢どんの秘書寮建設を廻る資金調達に疑惑の目を向けた。小沢氏ほどの政治的大物なら当然あるだろうとの見込みからゼネコン利権の捜査に入った。贈賄側として準大手ゼネコンの西松建設の捜査に向かった。ところが、出てきたのは自民党有力議員10数名。これは立件されず小沢どんのみをターゲットにして公設第1秘書の大久保秘書逮捕から突破口を開こうとした。

 ところが、秘書を無理矢理に脅しすかしして立件したものの小沢どん起訴までには持ち込めなかった。他にも収支報告書の記載問題等の重箱の隅をつつくような嫌がらせ容疑で立件したものの論拠が次から次へと破綻し、挙句の果ては取り調べた検事の方が被告になると云うお粗末を通り越して滑稽な展開を見せた。これにより東京地検特捜部は無論のこと検察全体の信頼と信用が地に堕ちた。裁判所の無罪判決が辛うじて司法の公正さを担保した形である。

 この一部始終に於いてマスコミの演じた責任は特段に重い。そのお粗末さは、1970年代のロッキード事件での田中角栄追討時のマスコミの喧騒にも疑惑が及ぶだろう。立花隆と日共が車の両輪となって田中角栄を追い詰めたが、かの事件の胡散臭さへの検証まで及ぶことになろう。

 TBSは、「石川議員が水谷建設から裏金5000万円を受けとった現場にたまたま居合わせた男性の証言」という捏造ビデオを放映した。これに対し、女傑森ゆうこ参院議員が抗議し根拠を問うと、何の弁明もできずすごすごと蔵入りさせてしまうお粗末。その後、くだんの男性は石川議員と面識がないことが判明している。「大久保秘書が起訴事実を認めた」とする起訴翌日の誤報然り。NHK を始めマスコミが一斉に誤報道した。NHK は国会の総務委員会で追及されるも未だに訂正も謝罪もしていないとのこと。ロッキード事件の際に榎本秘書を落そうとして「角栄自供」なる虚報を一面トップ紙面で提供した産経新聞の犯罪には及ぶまいが真似ていることが分かる。マスコミは政治家に対して襟を正せと云う癖があるが、襟を正さねばならないのは小沢どんなのかマスコミなのか、マスコミは歴史に向かって返答せねばならない。

 日本共産党がこれまた酷い。「小沢氏の地元、岩手県の胆沢ダムの工事の受注をめぐって、中堅ゼネコン・水谷建設(三重県)が小沢事務所に5000万円ずつ、計1億円の裏献金を渡した」なる赤旗スクープを飛ばし、これが決め手となり東京地裁が2011.9.26日、小沢氏の元秘書3人に禁固2―3年の有罪判決を出している。この時、日共は、「赤旗スクープによる裏献金の事実が有罪の決め手になりました」と自画自賛している。この勢いを借りて市田書記局長が小沢どんの国会証人喚問を要求している。

 赤旗スクープの真偽判定が未だ為されていないが、これが仮に虚報だったとすると謝罪では済むまい。赤旗スクープの執筆記者、それを大々的に喧伝した党中央の責任問題が必至であろう。ところが何食わぬ顔で今も正義ヅラして生き延びている。人を責める時には猛然と威勢が良いが、手前が弁明せねばならぬ時には知らん顔できるとは常識外の顰蹙者だろう。人に道理道徳倫理を説くのだけは今後絶対に止めて貰おうと思う。

 しかし、責任を問われるのはマスコミ、日共だけではあるまい。これまで゛の各党及び議員の発言も重大であろう。誰がどういう発言をしていたのか確認すれば面白かろうがノートしていないのでお見せする訳にはいかない。特にで云えば前原辺りの発言が面白かろう。小沢どん排撃の特務隊長としていろいろ弁じていたが、厚顔無恥の極みで今日の国会でも何食わぬ顔で事務所費の弁明を元気にしていた。空いた口が塞がらない朝日の論説士の口はどうなるのだろうか。思うだに漫画である。

 小沢どんを「強制起訴による裁判の判決確定まで党員資格停止」とする処分決定に立ち働いたのが岡田であるが、岡田の弁も聞いて見たいところである。これが同じ党の仲間にする仕打ちであり、党の代表まで務め2009政権交代の大立役者に対する小沢どんに対する報いであろうとは。普通は冷酷無情の人でなしと云う。政治の大先輩に対するかくなる礼儀を尽す岡田如きに要職を務めさせることこそ任命責任が問われるべきであろう。

 自民党の石破幹事長の弁も確認しておく。「有罪と断定できないという意味での無罪だったと思う。国会で説明責任を果たすべきだという考えは今も変わらない」云々。手前の不祥事発覚の時に、この弁を返してやろうと思うが、この手の者は捕まらないから無理かもしれない。いずれにせよこういう見識の者に政治権力を預けて良い訳がない。その愚は火を見るより明らかだろう。

 最後に確認しておく。こたびの無罪判決の原動力は、一つは小沢どんを筆頭とする議員団、秘書団の結束力と能力の賜物である。次々と検察、検察審査会の立件不能性を暴いていった。その努力と有能性は尊敬に値する。もう一つはネット世論の影響力である。ネット世論の支援と能力があってこそ、司法も奥の院に「これ以上は無理です」と進言し了承を得たのであろう。これは、政治的事件でのネット世論の初勝利かも知れない。

 世に悪貨が良貨を駆逐すると云う言がある。れんだいこはそうは思わない。良貨は悪貨を駆逐しないまでも常に戻るべき平衡に治まり基準足り得る。この言を銘しておきたい。

 2012.11.12日 れんだいこ拝

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コメント

完全同意です。
正義や真実を求めるネット世論の高まりは頼もしいかぎりですね。

投稿: ティト | 2012年11月12日 (月) 23時21分

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