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2012年12月22日 (土)

第46回2012衆院選考その6、不正選挙疑惑の巻その1

 「第46回2012衆院選考その6、不正選挙疑惑の巻」とする。普通選挙は戦後日本が統治手法として採用している議会制民主主義の基礎中の基礎であり、昨今その前提が崩れつつあるように思える。投票モラルと投開票の公正さは先進国度を示すバロメーターであり日本は長らく先進国であり得た。その日本で昨今、不正選挙が蔓延し始めていると云うことであれば既に後進国に転落していると云わざるを得ない。銀行強盗の場合、相対的に重罰化されているが、不正選挙加担者には同様の措置が必要ではなかろうか。

 これを確認するのに、選挙公報の偏向性、投開票の不正の二方面からの検証が必要であろう。選挙公報の偏向性とは、政府公報の異常な抑制、マスコミの或る党に対する推奨宣伝、逆に誹謗宣伝、或る党に対する不言及等を云う。これについては最後の稿で述べることにする。本稿では投開票の不正について検証する。

 投開票の不正は、大項目として投票箱管理の不正、投票カウントの不正、無効票識別の不正が考えられる。投票箱管理の不正とは、期日前投票箱も含めて一体どのように管理されているのかと云う問題になる。投票箱が保管所乃至は投票所を出た後、どういう管理下で開票所に届くか殆どの者が知らない。選管の責任で運んでいるのか民間に外部委託的に発注して運ばせているのかも分からない。この間に投票箱がすりかえられるか、票の入れ替えの可能性が考えられる。情報が開示されていないので確かめようもない。そういう意味で投票箱の監視が不可欠となっている。選管は、この疑問につき納得いく説明をして貰いたい。

 投票カウントの不正とは、投票カウントの不正、票の入れ替え、無効票識別の不正等の問題を云う。期日前投票分にも同様の疑いがある。立会人が居るには居るが十分なチェックとはほど遠い情況下にある。いつ頃からかは分からないがコンピューター集計されるようになったようで、これはコンピューター会社から派遣された専門のスタッフが排他的に管掌するようである。こうなると立会人の目が届かない。

 この不正を防止する為には、コンピューター集計を第一次発表として次に原始的な手作業確認による第二次集計で二度確認によるすり合わせをする以外にない。手間暇が大変であろうが不正選挙防止の為とあらば止むを得ないのではなかろうか。現在の集計方法では、立会人がいれどもお飾りに過ぎずブラックボックス化していると云わざるを得ない。なお、後日の証としての票の一定期間管理も必要なように思われる。

 投票カウントの不正問題で特にチェックするところは、当日投票者数と投票数の一致精度の確認であろう。当日投票者数より以下の投票数は票が抜き取られた可能性に繫がり、以上の場合には水増しに繫がる。考えたくもないが、県単位で万単位の誤差が常態化しているとならば放置できまい。

 無効票識別の同様の精査も必要であろう。こたびの選挙では小選挙区で白票や候補者以外の名前が書かれた無効票が約204万票に上っている。無効投票率全国計は前回比1・32ポイント増の3・31%。都道府県別で割合が高かったのは高知県の5.24%、大阪府4.63%、熊本県4.44%、東京都4.20%の順。高知県選管の担当者によると、県全体の無効票約1万7千票のうち半数以上が白票で、候補者以外の名前を記した票も多かったという。比例区で例えば日本未来の党を単に未来と書いた場合に無効票とされているのかいないのか、されていた場合、そういう票が何票あるのか知りたいところである。選管は、こういうところを正確に情報開示する義務があろう。

 以下、不審点を確認する。その一は、投票率の怪である。 期日前投票が全有権者数の11.37%(←13.40%)に止まったことから小選挙区投票率の59.32%(←69.28%)も何となく納得されている。しかしながら、「投票所が混んでいた」、「初めての経験だが行列ができていた」との証言も数多く為されている。これを思えば、各選管が2009衆院選との比較が分かるような形で投票者数の増減を開示せねばなるまい。「初めての経験だが行列ができていた」のにまさか投票者が減っていたと云う訳には行くまい。

 次は、注目されていた福島県の票の怪である。福島原発事故の影響による票の出方が注目されていたが、比例選で最多票を獲得したのは原発再稼働派の自民党で23万8893票(前回を8万4511票減の25.98%)。原発のらりくらり派の民主は18万5503票(同34万6671票減の20.18%)。原発稼働派の維新の会は約16万3861票(得票率17・8%)、みんなは7万2392票(同2302票増の7.87%)、公明は8万5705票(同2万6434票減の9.32%)、未来の党は6万6563票(得票率は7・2%)、共産は5万9335票(同9088票減の6.45%)、社民は3万4176票(同2万6506票減の3.72%)。

 このどこがオカシイのかと云うと、軒並み低下した中で原発稼働派の維新の会が第2位の約16万3861票を獲得しているところである。福島でそれほど維新の会が人気を得ていたのか気になるところである。同様の疑惑で未来の党の票数が低過ぎる気がしてならない。嘉田代表が第一声を放った飯舘村でも237票(得票率8・7%)にとどまり10政党のうち5番目だった。福島県の小選挙区票は全部で922.763票、比例投票数は906.428票、票差は16.335票。この1万6千票の票差は許容範囲だろうか。どこの選管でもこういう万単位の票差が当たり前になっているのだろうか。福島の期日前投票は3万7913人で前回(4万4393人)に比べ14.6%減。

 れんだいこが不正選挙疑惑するのは福島県に限らず未来の党の票数が少な過ぎると思うからである。これを「未来の党の票数の怪」とする。小選挙区票でも然り、比例区票でも然りである。各党が立会人を出して監視しているからには不正はないと思われているが既述した通り機能していないことが考えられる。

 未来の党の票数の過少疑惑は、主として千葉、東京、神奈川、愛知の激戦区で際立つ。現職議員の得票数が異常に少ない。民主党候補と票を割るので前回より少ないのは理解できるにしても予想値より妙に少な過ぎる。例えば、神奈川3区の場合、自民現職の小此木八郎が85.451票、維新新人の高橋真由が39.781票、民主現職の勝又恒一郎が34.738票、みんな新人の毛呂武史が32.189票。未来現職の岡本英子候補は22.163票となっている。岡本候補は前回の2009衆院選では125.856票取っており新聞、雑誌予想でも当選確実視されていた。その現職の岡本候補が接戦にさえ持ち込めず維新、みんなの党の新人2名に遅れをとって5位となっている。解せないと云うしかない。

 埼玉7区現職の小宮山泰子も有望視されていたが、前回142.556票から今回は44.415票。票を大きく減らして新人の維新候補にさえ負けている。千葉3区現職の岡島一正も112.035票から31.161票。東京15区東祥三も105.131票から28.518票。下馬評の高かった岐阜1区の笠原多見子、愛知1区の佐藤夕子、愛知14区の鈴木克昌その他の得票数も予想より低過ぎる。誰一人として前回票を伸ばしていない。現職議員の場合、票を伸ばすことが通例で大きく減らすには相当の理由を要する。未来の党現職議員が民主を離党した故に考えられるとして済ませれているが釈然としない。

 未来党候補が僅かしか出ていない中国ブロック、四国ブロック辺りで票が出ないのは分かる。ところが、未来の党が重点的に候補を集中させていた岩手、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知でもさほどの票が出ていない。共通して当選にはるかに届かない票数辺りに止まっている気がしてならない。「票の怪」は未来の党候補だけではない。民主に残った小沢系候補の場合にも顕著に認められる。例えば、一新会会長代行にして滋賀県4区の民主現職の奥村展三の場合、44.231票で、自民新人の武藤貴也の57.049票、維新新人の岩永裕貴の47.715票に負けている。前回は113.801票であり、未来が対立候補を立てていないことを考えると票が割れることもないのに票減落差が大き過ぎる。逆に、千葉4区の野田首相の場合、163.334票(←162.153票)と微増させている。首相効果と云えばそれまでだが、野田首相の地元人気がそれほどあったのだろうか。

 しかし、これらは推測の域を出ないもどかしさがある。選管は、票の抜き取り、入れ替え、水増し等の不正がなかったことを証する為に投票者数と投票数、小選挙区票と比例区票、無効票につき精査して発表する義務があると云わざるを得ない。

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