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2013年4月18日 (木)

政治と出生数の相関論

 2013.4.16日、総務省が2012年10月1日現在の人口推計を発表した。それによると、日本の総人口は1億2751万5千人、マイナスは2年連続で1950年以降で減少数、率ともに最大を更新した。65歳以上の人口は初めて3千万人を突破し人口減と高齢化の進行が鮮明になった云々。これにつき、れんだいこが思うところあり、急きょ「日本の生年別総人口表」をサイト化した。(http://www.marino.ne.jp/~rendaico/seidoco/keizaikanren/jincomondaico/seinenbetusojincohyo.html)  

 「日本の生年別総人口表」から何を窺うべきか。数字はウソをつかないつけない。恐るべきは「まさに人口推移こそが政治の写し鏡」となっていることだろう。政治の善政悪政と出生が見事に連動しているのではなかろうか。次のようなことが透けて見えてくる。

 1947年から1952年までの6年間が出生人口が200万台を記録している。これを俗に「団塊の世代」と云う。仮に「戦後の200万世代」と命名する。これが戦後の日本出生史上のピークの山を形成している。ちなみに、戦前では1920(大正9)年から1943(昭和18)年までの24年間が200万世代であった。「戦後の200万世代」のうち特に1947年、1948年、1949年の3年間、連続260万台となっている。これは第二次世界大戦交戦国の終戦に伴う特有の世界的現象である。この世代は俗に「ベビーブーマー」とも云われている。仮に「260万世代」と命名する。この記録は、戦前の200万世代も及ばない出生史上の金字塔である。

 その後の出生数は1970年まで200万から150万までの間をなだらかに下降推移する。ところが、1971年、1972年、1973年、1974年の4年間のみ久しぶりに200万台になる。衆知の通り田中政権の時代である。それ以降、日本の出生数が200万に及ぶ年はないので「最後の200万現象」と云うことになる。この時代の出生数200万の要因をどう説明すべきだろうか。

 「最後の200万現象」後、1975年から再びなだらかに下降し始める。但し、この間は200万から150万への過程であり150万を割ることはなかった。これを割るのが1984年である。衆知の通り中曽根政権の時代である。中曽根政治時代何故に150万を割る道が定式化されたのだろうか。これをどう説明すべきだろうか。以降、更に下降し始める。但し、2004年までは110万を割ることはなかった。これを割るのが2005年である。衆知の通り小泉政権の時代である。小泉政治時代何故に110万を割る道が敷かれたのだろうか。これをどう説明すべきだろうか。

 以降、2012年まで100万台を推移し且つ次第に下降している。これは1883(明治16)年から1887(明治20)年の水準である。今や100万台を割る寸前のところまで来ている。ちなみに出生数が100万を割ると1882(明治15)年頃水準に戻ることになる。

 この人口減に対して何の心配もないと説くのが御用学者の常である。文明の爛熟の結果であり云々と嘯いている。しかしながら、出生数は明日の日本の活力であり、「何の心配もない」訳がない。出生数は時の政治の質に大きく規定されており、未来が明るければ出生数が増し逆は逆であることを理解するのはそれほど難しいことではない。この本質を捉えずに、文明の爛熟の結果であり云々などと説明する者は一体どういう学問をしているのだろうか。

 れんだいこの見立てるところ、出生数減の原因は政治の悪政と関係している。それが証拠に、1971年からの4年間の田中政権時代には200万台に上昇しており、中曽根と小泉時代には減少のエポックをつくっているだろうが。その中曽根と小泉時代には極めて似通った政治の型が確認できる。どちらも首相としての靖国神社公式参拝で物議を醸している。国営基幹企業の民営化に勤しんでいる。これにより愛国者として提灯されつつ且つワシントンから名宰相の褒め言葉を頂戴している。これに対して田中角栄の方はどうだろう。真逆の罵声を浴び政治能力を封殺されたまま不遇の死を余儀なくされている。

 「日本の生年別総人口表」から、こういう解析ができる。これによれば、出生人口減現象について心配無用を唱える論調には首肯できない。れんだいこには、そういう類の論は田中角栄諸悪の元凶、中曽根名宰相、小泉名宰相なる論と通底しているように思える。その言は、福島原発事故勃発に際して「大丈夫大丈夫」のマントラ唱えていたアホウヅラ隠し故のヒゲ姿で登場した原発御用学者のそれに似ているように思える。

 もとへ。そもそも日本の適正人口はどの辺りに設定すべきだろうか。れんだいこは、田中角栄の日本列島改造案シナリオによる地方都市の最適化政策が貫徹されるなら、日本は10億人規模まで見込めると思っている。話し半分でも5億人であり、その半分でも3億人辺りまでは大丈夫と云うことになる。その日本が、ロッキード事件以降の政治の貧困ゆえに1億2千万人域でへたろうとしていることを歎かざるを得ない。

 この現状に対して、御用学者の一部では江戸時代の3千万人規模適正論まで出ている。こうなると悪乗り論としか言いようがない。この連中の言は、かって日本では中小零細企業が多過ぎるので整理統合ないしは倒産させれば良いと平然とのたまった言と通底している。思えば、戦後学問は学べば学ぶほど人をアホウにするのではなかろうか。そんなことはないとするなら、学んでこう云う愚論を唱えるからにはよほど元々がアホウと云うことになろう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

「内乱罪選挙は選管ムサシにやらせて山口県民も全国民も対馬へ安倍ノ対馬トンネル汚職犯罪外患誘致罪を見物しにゆこうw」
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4426.html
参院山口補選なんぞ江島と平岡どっちを選んでも売国奴守銭奴内乱罪犯罪者であることに変わりなし。
こーんなバカ犯罪選挙投票に行くだけ時間と労力の無駄だから国民全員投票止めて、売国政府選管お望み通りの史上最低の低投票率にしてやるから、腐れ政治家と糞役人だけが選管ムサシで無投票の組織票で勝手に捏造して選べばよい。まーそうなると告示から開票まで全部憲法違反犯罪すなわち内乱罪だがねw

せっかくの国民の休日だから山口県民に限らず全国民みんな今後は投票になど行かずに、対馬へ神社巡りに遊びに行って、万余年の大昔竜宮城からやってきて山幸彦の妃になった豊玉姫のお墓を拝んで帰ろうぜ。百聞は一見に及かず対馬がはるか神代の昔から日本の国だと云うことが骨身にしみてわかるよw論より証拠安倍ノ対馬トンネルがとんでもない憲法違反の国際汚職大犯罪国境侵犯外患誘致罪だっちゅうこともなーw

「対馬が危ない」
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4076.html#comment1371

「対馬が統一教会の「日韓海底トンネル」早期建設を国に要望」
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4157.html#comment1473

投稿: 通りがけ | 2013年4月19日 (金) 23時26分

 戦後直ぐにベビーブームが起こったのは、闇米買いに走り、食えない時代だったけれども、空は青く、死に怯えた戦時を脱却し、無一文、裸一貫であっても、生き永ながらえた者の希望があった。
 それに比較して現在は、物に溢れているけれども結婚も子育ても憚られる厳しい希望のない時代と捉えれているから結婚できていない。 出生率は上昇しない。住む家の獲得、子供の進学資金を調達することが出来る収入が望めないからである。
 今後TPPにより益々、生存環境が破壊されることが予想されるから、尚更結婚、子孫作りが、出来ない。
 でも若い方々と話して気付くことは、彼等がいい年になっているのに、女の方で子供を作ることが物理的に限界年齢に到達しようとして居るのに現在の政治状況についても、なんら批判的態度を持っていない。むしろ安倍政権を非難するこちらに対して、「心配しなくても政府に信頼して世直しを期待するべき」と主張するのである。
 小泉批判についても、別の母親に結婚できない息子2人は揃って小泉フアンなのである。彼等は立派なテナントビルのオーナーであるけれども、借り手が居なくて固定資産税も払えていない上に、いい年をした息子も自活も出来兼ねているのである。物に埋もれて身動きが取れていない。
 小泉経済政策の帰結である。どういう政策によりこういう状況になったかの考察がない。
 グローバル化に備えて生存と生殖に的を絞り、生活の軽経費化を図る必要がある。モデルを作り、自給自足とか生き残り策を図る必要があると思います。

投稿: あか | 2013年4月21日 (日) 11時44分


世界最高の匠工人日本人民間技術者の粋を集める「得手に帆あげて」
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「江戸時代以前の美しい日本人社会を取り戻す日本国憲法の三種の神器とその使い方」

1.「日米地位協定破棄」で統一原理教会と源田実731部隊旧帝国軍人の利権を根元から断ち切る。幸福実現党は次の破防法も併用して消却する。

2.「破防法」で前原誠司創価学会と公明党を消却する。

3.世界最高の匠日本人の知恵と工夫で「福一石棺桶化して放射能無害化」を達成する。

:原発=原爆=核兵器だから、福一石棺桶化達成で世界中の核兵器を廃棄して無害化する技術を日本人が確立し、その技術で
地球上からすべての核兵器を無毒化廃絶して核のない平和な地球を太陽系宇宙に日本人の力で打ち建てる。
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上記の3.の項目の民間技術の粋のひとつに次の飯島氏の技術が相当すると思います。

後半で福島の汚染物質の除染に言及されてます。
20110514飯島秀行さん講演 前半 後半
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=9n-EiGwcK9Q#!
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=sLY7Yp3I3dQ

投稿: 通りがけ | 2013年4月23日 (火) 00時01分

 あかさんちわぁ。世相心通のほどが伝わり同感です。れんだいこが補足するとすれば、こういう世相は自然になっているのではなく意図的故意に仕組まれ、その延長上のものだと云う認識です。これに抗するには様々な方法が考えられますが、れんだいこは脳内闘争論を構築しています。脳内を相手が他の論理に染められるのではなく、こちら側の理論武装しなくては闘えないとする観点を打ち立てています。目下の政治で云えば、安倍政権批判を小泉政権恋し論でするなどもってのほかですが、この手の論客が幅を利かせております。結構受けているようです。冗談じゃねぇと云う立論で切り結ぶ論客が欲しいところです。

投稿: れんだいこ | 2013年4月27日 (土) 21時48分

「日本国憲法」
http://blogs.yahoo.co.jp/costarica0012
>「エコビレッジ・コスタリカ共和村
平和の風。転載自由、情報拡散、歓迎 」
コスタリカ大統領から平和の便りすべて表示
憲法改正??■コスタリカ元(現)大統領で、1987年ノーベル平和賞受賞 オスカル・アリアス・サンチェス博士から、 高知県民・日本国民へのメッセージ(コスタリカの民主主義フォーラム 2002年7月6日)

拡散!■すごい、秘話。日本国憲法のスピリッツが「イマジン」を生み出した。"@higa0818: ジョンレノンは、ヨーコから渡された英訳の日本国憲法を何度も読んだ。そして数ヶ月後に『イマジン』ができた。そのことは知らずに忌野清志郎は「イマジンは日本の憲法みたいだ・・・」と言った。"

ジョン・レノン / イマジン (日本語訳付き)http://www.youtube.com/watch?v=TCBNF4_Zf9w&feature=share

小6が暗唱:日本国憲法前文! THE CONSTITUTION OF JAPAN
http://www.youtube.com/watch?v=ePPDNN_QxME&feature=share


「公職選挙の鉄則は無記名投票であり記名投票に当たるネット選挙はそもそも憲法違反である」

よって理由無く主権者国民に記名投票を強制するネット選挙自体が国家の統治システムを破壊する総務省首謀の内乱罪テロ選挙であることが確定した。

国民は全員決して総務省憲法破壊テロネット選挙に参加してはならない。もし参加すれば内乱罪共謀共同正犯である。

>「ネット選挙緊急導入の隠された目的は、ネットの口封じ。」
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4687.html#more

投稿: 通りがけ | 2013年5月 9日 (木) 21時37分

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