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2013年10月14日 (月)

金丸信の中曽根嫌い考その2

 その後の金丸は、「中曽根-金丸の竹下政権創出密約」通り、「日本一の中曽根嫌い」だったにも拘わらずトントン拍子に第2次中曽根内閣で自民党総務会長、第2次中曽根改造内閣で幹事長、第3次中曽根内閣で副総理と重用されて行くことになる。

 この間の流れは次の通りである。1983(昭和58).10月、第一審判決で角栄に懲役4年、追徴金5億円の有罪判決が下る。1984(昭和59)年、自民党総裁任期満了に伴う中曽根再選を阻止するため、鈴木前首相、福田元首相らが野党の公明党(竹入委員長)、民社党(佐々木委員長)をも巻き込んで田中派大番頭の二階堂進・自民党副総裁を擁立しようとする事件が起こる。この裏にあったのは、「角栄-中曽根の角栄無罪放免密約」を一向に守らないばかりか逆に角栄を政治訴追する方向に舵を切り始めた中曽根に対する不信であったであろう。加えて民営化と云う名の国富ないしは国家機密の外資売りに勤しみ始めた中曽根政治に対する不信だったであろう。

 この二階堂擁立劇を潰したのが田中派内の金丸-竹下連合であった。結局、中曽根が再選され、11月に第2次中曽根改造内閣が発足する。この年の12月、金丸信が中心となり竹下、小渕恵三、梶山静六との間で後の創政会の発会式が行われる。1985(昭和60).2.7日、田中派内に創政会が結成される。その20日後の2.27日、角栄が突然、自宅で倒れる。病名は脳梗塞であった。この日以来、田中は、政治の表舞台に復帰することなく政界を去ることになる。

 1987(昭和62).7.4日、創政会が経世会(竹下派)として正式に独立する。残存した二階堂らの田中派は形成利あらず、次第に解体していくことになる。7.29日、角栄の控訴が棄却され上告する(この裁判は1993(平成5).12月、角栄の死により公訴棄却となる)。11月、竹下が第74代首相に就任する。金丸が竹下の後を受けて経世会会長に就任し、自民党のドンと呼ばれ絶頂期を迎える。「中曽根-金丸密約」はかく完璧に守られた。しかし密約が単に守られたのではない。首相指名の見返りに竹下は「世界に貢献する日本論」を名目として引き続きの国富の外資売り政策即ち消費税増税、国債刷りまくりを通じての日本の経済成長頓化策、在日米軍経費の負担増を請負する政治を誓約させられた。

 1989(平成元).6月、リクルート事件の煽りを受け竹下内閣が総辞職を余儀なくされる。宇野政権が後継するも僅か69日で退陣する。8月、海部政権が誕生する。海部首相は党内最小派閥の河本派であったこともあり、この政権を党内最大派閥・経世会の竹下、金丸、小沢一郎が牛耳る。二人三脚で歩んできた金竹関係がこの頃から隙間風が吹くようになる。この時、金丸は、竹下らの反対を押し切って小沢を47歳の若さで自民党幹事長に就任させる。1990(平成2)年、金丸は、日本社会党の田辺誠らと訪朝団を編成、団長として北朝鮮を訪問する(金丸訪朝団)。1992(平成4).1月、ポスト海部に宮澤政権が誕生する。金丸は自民党副総裁に就任し宮澤政権を後見する。ここまでが金丸絶頂期の流れである。

 金丸のその後の結末がどうなったか。これについては別稿「金丸信の失脚考」で検証する。要するに、金丸-竹下は角栄を葬るための当て馬として利用され、これを首尾よく成し遂げた後、竹下政権実現で一応の約束を果たした後、見事なまでに用済みとして処理されて行くことになる。こうして、あらゆる不祥事に顔を出す中曽根は生き延び、中曽根のそれに比べれば取るに足りない容疑で在地土着系の政治家が潰されていくことになる。この流れをマスコミが言論大砲力で後押しする。ここでは金丸を問うているが、これは金丸だけのことではない。旧田中派-大平派系の者は皆な竹下、宮沢、橋本、小渕ら首相経験者は無論、党内実力者まで然りである。旧福田派-中曽根派系の者は元々が国際ユダ屋系と云う事情により成敗されることはない。

 この史実から学ぶべきは、在地土着系の政治家たる者は国際ユダ屋系の栄耀栄華の甘言に乗るべきではないと云うことであろう。政界遊泳上、離合集散はつきもので、時に反目系と組むのは良いとしても相手次第であり、根っからの国際ユダ屋の雇われでしかない者と組むのはくなことにならないことを知り、ご法度とする戒めを獲得すべきであろう。「国際ユダ屋に雇われた者は用済み後、始末される。始末されない者は中曽根のようなよほど懐深くに入り込んだ者だけである」と云う教訓を得る必要があろう。金丸にそういう「もののふ的矜持」がなかったことが金丸の晩節汚しによる落涙の因ではなかろうか。

 補足しておけば、 国際ユダ屋に悪の誓約をしなかった数少ない政治家はどうなったかである。本当に多くの者が潰された。ここでは一々挙げない。小沢どんが国際ユダ屋にどの程度取り込まれているのか自律しているのかは定かではないがほとんど唯一の生き残りであることに驚かされる。その小沢どんの最後の置き土産的政治活動が続いているが、あっと驚く為五郎式の小沢政権誕生が成るだろうか。このところ目立つ国政選挙での選挙不正を衝かないなど穏和過ぎる面はあるが、れんだいこは少なくともこの系からでしか日本の未来は開けないと確信する。これを逆に云う政論家とは百年議論を費やしても無駄である。そっちもそっちで立論すれば良し、我は我で言論し抜くことを誓う。

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コメント

いつも読みごたえがあります。

投稿: ななし | 2013年10月14日 (月) 18時24分

ななしさんのお褒めの言葉ありがとう。こういう励ましをいただくとさらに頑張りたくなります。

投稿: れんだいこ | 2013年10月14日 (月) 18時43分

「山本太郎報道はユダ金自衛隊法違憲改悪の隠れ蓑有名人ショックドクトリンである」

-自衛隊法改正案が衆院を通過―山本太郎氏騒動の裏で」-
>>http://kizuki99.com/yamamotoura.html

安倍違憲ニセ政権倒閣して総選挙を公正にやり直し、が必要である。
だからこそ国会議員山本太郎は憲法70条で安倍を国会でただちに罷免し偽内閣即日総辞職させよ。

「テレビを捨てて地位協定破棄しよう」
上記ページから引用
>有名人の騒動でマスコミが大騒ぎする時、秘密裏で物事が進む

だからこそユダ金マスゴミ電波洗脳装置テレビを捨ててNHKを滅ぼせばよい、そうすれば前記で総選挙やり直し後の国会でただちに地位協定破棄してロシアと安保条約を結び福一石棺桶化を迅速に達成できる。
安倍違憲ニセ政権と奇形司法を倒すには憲法70条と日本国憲法最高法規付き「幸せの和」FAX大作戦とを併用すれば効果はさらに絶大で容易に倒閣総選挙やり直し実現する。

>いかりや爆氏のところに「ワタン(ワタミじゃないそっくりさんw)」なる東大話法ユダ金奇形司法工作員が出現して山本太郎問題をますます煽っていましたんで日本国憲法でぶちのめしておきましたw
http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/96efcb70e71324c8248edf38082bc6ac

「ワタン」の正体はあべアホ低脳偽総理の手下兼親玉w ということがよくわかるねw
二人とも日本人離れした頭の悪さが金太郎アメほどそっくりで、これこそがすべてのユダ金工作員に共通した典型的特徴的資質である。


「中坊公平氏の原告側勝訴事績に見る奇形司法地位協定スパイ最高裁撃破戦術及び戦略」

田中正造は企業に鉱害の原状回復と損害賠償させることに失敗したが、昭和の時代にそれに成功した希有の弁護士が居た。中坊公平氏である。

森永ヒ素ミルク中毒食品公害事件賠償裁判で原告側弁護士となった若き中坊公平は大企業森永を相手に存分に戦い謝罪と賠償を勝ち取った。今も昔も宇宙一最低の最高裁で賠償金減額と対象縮小が行われたけど。

さらに中坊公平は瀬戸内海の豊島が阪神工業地帯のPCBダイオキシン他の鉱毒混じり放題の産業廃棄物不法投棄で死の島と化している巨額賠償裁判に立ち上がって大きな辛苦をなめながら戦い抜いて企業による原状回復と賠償金支払いを勝ち取った。これも最低の最高裁が中坊が得た戦果を削ったけどね企業のために。

最高裁に睨まれた中坊はその後不良債権処理の国家機関整理回収機構の長官に就任するが、道半ばで大蔵官僚と検察に嵌められて失脚し中途で解任された。これも高知白バイ事故冤罪と同じく最高裁と検察の裏金ほしさゆえの極悪犯行だったことは猿でもわかるね。

山本太郎は田中正造の直訴を気取る暇があったら中坊公平の豊島裁判や森永ヒ素ミルク裁判をもっと勉強せよ。国会議員ともあろう者が中坊公平を知らんでどうする。

この森永ヒ素ミルク事件の責任企業「日本の赤ん坊の敵」森永乳業の社長が、安倍晋三の妻昭恵女史の実の父親である。

「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。大人虎変君子豹変小人革面」

日本国憲法は国体を主権者国民と定めている。
国会議員職は決して小人が就いてはならぬ国体に殉ずる滅私奉公職である。国会議員は決して付和雷同してはならず他者よりも常に清貧廉潔であらねばならず常に先例を破って憲法が定める国体に一途に奉仕活動せねばならない君子の職であり、小人が国会議員職に就けばこの神聖な責務を冒したとして日本国憲法によってこれら付和雷同する小人を刑法で厳しく罰するよう定めている。

山本太郎は国会議員の職責を果たし日本国憲法に従ってただちに安倍違憲内閣を憲法70条総理解職内閣総辞職させ違憲国会議員小人国会を総解散総選挙とし違憲最高裁判事総不信任全員懲戒解雇して神聖な責務を果たせよ。

投稿: 通りがけ | 2013年11月 6日 (水) 08時18分

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投稿: ミズノスポーツ | 2013年11月12日 (火) 17時22分

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