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2014年3月22日 (土)

日共問題考その2

 先のれんだいこブログ「日共問題考」が反響を呼んでいるようなので、もう少し掘り下げ論拠に関わることを述べておく。「日共問題」の決定的な始発証拠とでもいえる「宮顕免責疑惑」を確認しておく。まともに書けば文が長くなるので例証を略し趣意のみ書き付けておくことにする。

 「宮顕疑惑」は数々あるが、ここでは「宮顕免責疑惑」を取り上げる。これは、戦前の党中央委員小畑の査問致死事件に於ける宮顕犯罪いわゆる「宮顕リンチ事件」に対する戦後に於ける「無罪放免の怪」のことを云う。その宮顕が、戦後直後の党運動を指揮した徳球に代わって1955年の六全協で党中央を掌握し、その後を長年にわたって最高指導者として君臨し続け、以降その系の不破、志位が党中央に納まり続けていることにより今日まで「解決済み」としている事案のことである。

 これが本当に「解決済み」なのかと云う議論が実際に国会でされている。1974(昭和49)年から1976年のロッキード事件直前まで、民社党が火付け役で論戦となっている。これにつき、ロッキード事件のどさくさで掻き消され今日に至るまで再燃していないが火種は燻り続けている。これの考察につき、ここでは略す。れんだいこは、「解決済み」に関わったユダヤ教ラビにしてGHQ民政局法務部顧問の肩書きを持つ「ハワード・マイヤーズ」の登場そのものに重大性を見ているので、これに言及してみたい。こう問う研究者はいない。恐らく、れんだいこが初指摘であろう。

 「ハワード・マイヤーズ」なる名前が実名であるのかどうかも疑わしいが、そういうユダヤ教ラビが唐突に登場し、超法規的権力を行使し宮顕を窮地から救うと云う履歴を遺している。共産党が今もこの時手にした「復権証明書」を盾にして「解決済み」としている訳であるが、何故に「ハワード・マイヤーズ」が登場し采配を振るったのか、ここが闇となっている。「ハワード・マイヤーズ」が登場し、宮顕を救った裏に、どの時点からかは明らかにできないが、宮顕が以前も以降も連中の支配下にあることを物語っているとみなしている。これの詳細は以下のサイトに記しているので参照されたい。

 その要点を少し解説しておく。戦後のGHQ指令により治安維持法違反容疑で拘束されていた社会主義者、宗教家らが一斉に無罪釈放とされたが、宮顕、袴田の場合には同志殺人事件による殺人犯として起訴されていた為にいわゆる併合罪の者にまでは適用されなかった。これをどう救済するのかが「ハワード・マイヤーズ」の任務であった。宮顕の場合、加えて更に「生命の危篤」を理由として他の被告よりも一足早く釈放されており、これをどう法的に処理すべきかと云う問題があった。宮顕が何故に一足早く釈放されたのか、「生命の危篤」でない者に対するそのような名目での出獄が許されるのか、これをどう法理論的に始末すべきかで議論されたが妙案はなかった。「ハワード・マイヤーズ」の知恵をもってしても理論的に正当化できなかった故に、「将来に向てその刑の言い渡しを受けざりしものとみなす」の文言だけの復権証明書での免責となった。それは露骨なまでに超法規的措置であることを示しており、法理論的に処理する厄介な仕事が残されたままになっている。

 つい先日、志位が、従軍慰安婦問題に絡む河野談話に関連して、次のような素敵な法話を説いて聞かせてくれている。「都合の悪い歴史を隠蔽し改竄することは最も恥ずべきこと。そのような勢力に未来は決してない。歴史の真実に正面から向き合い誠実かつ真摯に誤りを認め未来への教訓とする態度をとってこそ云々」。これはその通りで、どうぞこの法話通りに宮顕問題に立ち向かってほしいと思う。志位よ、まさか手前らのことは別で、この弁は相手を責めるときのみに使うと心得ての便法ではあるまいな。それは余りに恣意的であるぞよ。

 「戦後の釈放時の疑惑考、「復権証明書」の疑惑考」
   (http://www.marino.ne.jp/~rendaico/marxismco/nihon/
        miyakenco/rinchizikenco/zikenco10_1.htm)
   「GHQ民政局法務部顧問ハワード・マイヤーズ考」
   (http://www.marino.ne.jp/~rendaico/marxismco/nihon/
        miyakenco/rinchizikenco/zikenco10_2.htm)

 この事件の問題性は、日本共産党のトップがユダヤ教ラビ「ハワード・マイヤーズ」を表とする秘密結社的黒幕の支配下にあり、日頃は共産党と云う党名からして共産党らしい活動をするものの、一朝事あるときには、その黒幕の指令通りに動く傀儡でしかないことを物語っていると云う意味で見逃せない。この黒幕を仮に「国際ユダ屋ネオシオニスト」と命名する。とすると、要するに、共産党の最高指導者が国際ユダ屋に弱みを握られて操作されている関係にあると云うことになる。庶民の味方、正義の党、キレイ潔癖清潔が売りの日本共産党が実はそういう黒幕のコントロール下にあると云うことである。こう理解しないと「ハワード・マイヤーズ」の登場と、それによる超法規的措置による免責が説明できないのだから、如何に口から泡を吹こうと致し方あるまい。

 こういう事例は何も共産党だけではない。左派圏の社会党(現在の社民党の前身)も然りであり、似たような弱みを握られており、戦後の社共運動は連中にコントロールされて来た歪んだ歴史を持つ。これは何も日本だけのことではない。これについては略す。共産党、社民党は政権的には野党であるが与党も事情は然りで、首相となり政権を運営するような人物はほぼ全てコントロールされている人物ゆえに首相になりえていると思えばよい。これは戦後来一貫してそうである。

 日本の戦後政治史上、この仕掛けから逃れていたのは唯一、田中角栄であったと思われる。その為であろう、国務省宛「角栄レポート」が詳細に記されているのは知る人ぞ知るところである。戦後保守ハト派系の吉田茂、その門下生の池田隼人、田中角栄、大平正芳、鈴木善幸及びそのラインが相対的に自律していたと思われる。この系以外はほぼ全て篭絡されていると思えばよい。戦後日本は戦後保守ハト派系にリードされ、奇跡の戦後復興、引き続いての世界史上に輝く高度経済成長を遂げてきたが、その日本の更なる成長がコントロールし難き事態になるのを危ぶんだ国際ユダ屋が、時の表の権力者キッシンジャーを頭目としてロッキード事件を画策し、角栄の政治生命を断った。この時、直前までリンチ事件と復権疑惑で立ち往生させられていた宮顕が党の総力を挙げて精力的に角栄追討戦に精出したことは衆知の通りである。

 これを境に、戦後保守ハト派系が冷や飯を食わされ続け、逆に国際ユダ屋の子飼い下にある戦後保守タカ派系が権力を握ることになった。これを分かり易く云えば中曽根-ナベツネ系の天下になった。以来、この徒弟が日本政治を牛耳って今日まで経緯している。ここに日本政治が少しもまともにならない理由がある。これが今日に至る日本斜陽化、政治貧困の主因である。それはそうだろう、日本のための政治をするのではなく、黒幕の指令通りに施策するのだから、ろくなものにはなりはすめえ。

 もとへ。「共産党の日共化問題」の本質はここにある。野坂然り、宮顕然り、不破然り、志位然りで、ろくでもないもんが党中央の最高指導者に納まり党活動を逆漕ぎしていると思えばよい。ここでは野坂、不破、志位のイカガワシサには触れないが、叩けば埃が出る者ばかりであることを指摘しておく。不破が宮顕に継ぐ大物なので、不破については折を見て別稿で論じたい。彼らの毒牙が左派圏に回っているので今日の如くある。れんだいこが著作した学生運動然り、その他その他の大衆団体の分裂と抗争にほぼ全て関わり悪事を働いている。こう捉える者は少なく、逆に本物の野党であり名指導者であるとして評するのが通用しているのがお笑いである。

 こうなると、党員、支持者たる者よ、そろそろ憤然とすべきではなかろうか。そういうイカガワシイ最高指導者に道理なり倫理道徳を聞かされる必要がないし、いざの局面での逆指揮に従うべきではないのは当たり前のことである。実際には、党中央がそういう者である故に過剰な党中央拝跪を説かれ、従順な子羊にされている訳であるけれども。かく見立てができれば簡単で、本稿を読んでからには党中央指令に造反し、あるいは公然と談判状を突きつけるのが良い。これにより党内に瀰漫する心身症の相当なる回復が見込めることになるであろう。

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コメント

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投稿: Ezequiel Barfoot | 2014年4月19日 (土) 10時35分

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