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2015年10月

2015年10月12日 (月)

相模原市議選の南区選挙区に於ける選管の開票不正考

 2015.4.12日の神奈川県相模原市議選の南区選挙区(定数18、候補者29)の投票用紙を点検したところ、選管のデタラメ振りが発覚した。これを確認しておく。(分り易くする為に氏名の敬称を省く)

 同選挙で、最下位当選者小林3304票、次点の大槻3303.339票、次々点みぞふち3303票と云う1票差に3人が絡む事態が発生した。次点の大槻が、開票事務に従事したという人物から「大槻に有効と思われる票が無効票とされたり、同姓の候補者と按分されたりした」との通報があったとして、4.27日、小林の当選無効、自らを当選人とする決定を求めた異議申し出書を提出した。ちなみに、みぞふちは異議申し立てをしていない。

  5.20日、市選管が検票(開披再点検)に着手した。選管職員ら二十数人が市役所職員会館体育館で作業を進め、大槻と小林の関係者がそれぞれ3人ずつ立ち会った。大槻和宏、もう一人の大槻姓の大槻研の有効票、按分票、無効票の計7888票を調べ直した結果、大槻和宏3296票、大槻研2093票、「大槻、おおつき、オオツキ」と書かれた按分票12票、他事記載などの無効票2487票が確認された。

 無効票の束の中から、「大つきか〇ひ」と書かれた票が新たに見つかり有効と判断した結果、大槻3304.340票となり、小林3304票を上回った。5.25日、市選管が大槻の逆転当選を決定した。大槻は「私の申し出を全面的に認めたもので安堵している」とコメント。小林は「到底納得できるものではない。県選管に申し立てをする方向で弁護士らと相談して対応する」とコメント。

 なお、この際、新たに白票8票が見つかっている。これにつき、投票者数より開票した票が6票多かった為、南区選管の事務局長(60歳)と同次長(56歳)、同副主幹(53歳)の3人が謀議し、投票者総数に合わせるため白票の束の表書きを91票から83票に書き換えて8票少なくしたうえ、2票は投票せずに持ち帰った票として扱うと云う不適切集計をしていたことが判明した。わざわざに手が込んだことをしていることが分かる。
市選管は当落問題に影響はないとしているが、公職選挙法違反容疑(投票増減の疑い)での刑事告発や再発防止に向けた第三者委員会設置を検討している。

 6月、今度は、幻の当選者となった小林が市選管の決定を不服として審査を申し立てた。「おかしなことを選管がやっている」という通報を受け、勇気をもって異議申し立てをしたと云う。「票は何者かが開票作業終了後に無効票の束に潜り込ませたものではないのか。次点候補が、有効票が無効扱いされたとの匿名の情報を受けて異議を申し立て、有効票が見つかったとする経緯はストーリーができ過ぎている」と理由づけしている。

 7.14日、県選管が同市南区選挙区の全投票10万2306票の点検に着手した。8.7日、県選管は、小林による市選管決定を不服とした審査申し立てに対し、「認めることができない」として棄却した。

 それにしても「他事記載などの無効票2487票」の異常な多さが気になる。「他事記載」の詳細な内訳を明らかにさせる必要があるように思われる。この選挙では、小林、大槻、みぞふちの三者が1票差に絡んでいる。これを思えば、みぞふちの票も合わせて発表すべきだろう。

 市選管、県選管とも、せっかく検票したのに検票後の全数値を発表すれば良いところスルーしている。これは、発表とこたびの検票間に小林票、大槻票に限らず票数に誤差があったことを窺わせる。検票する場合には全投票数の精密な数値、各候補者の票数を発表させるべきだろう。

 判明することは以上の通りであるが要点はこうである。選管が選管であり得たのは昔の話しで今や選管の逆選管が常態であり、「不正投開票は氷山の一角」ではないのか。「自民党当選議員(衛藤晟一)の高松市得票数0の怪」が最も有名であるが、これまで、異議申し立てされた選挙区の検票によりほぼ100%の確率で開票不正が確認されている。にも拘わらず、ムサシマシーン開票後の検票を不要と居直り続けさせるべきだろうか。

 イロハのイである投票者数と開票数の不整合も問題である。投票者数に比して開票数が多ければ特定候補に水増し票が考えられる。開票数が少なければ特定候補の抜き取り票が考えられる。このところの選挙における小沢系候補はこういう被害にあっているのではないのか。小沢系の未来、生活第一、生活の党の候補者、落選者が異議申し立てしないのが解せないのではあるが。こういうところを解決して次の選挙に臨まない限りいつも糠釘選挙になるであろう。

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